光触媒コーティングはどのくらい持続する?耐用年数について解説!
光触媒コーティングとはいったい何なのかわからない方もいるのではないでしょうか。私たちが生活している空間には菌やウイルスなどが存在しています。光触媒とは、光を当てるだけで菌やウイルス、臭いなどを除去するコーティング剤がはいった塗料のことです。この記事では光触媒コーティングの耐用年数や効果、デメリットなどを解説します。
光触媒コーティングの持続期間
光触媒コーティングをした場合、効果が持続するのはいつまでなのか、気になる方もいるでしょう。光触媒のコーティングする素材や場所によって違いがあるのですが、塗布したコーティングの持続期間は一般的に3~4年とされています。
光触媒が含まれている壁紙などは劣化しない限り6年ぐらいです。効果を続けたいならば、定期的に塗布や壁紙の交換を考えましょう。光触媒を含んだ壁紙は普通のものより値段が高く、塗布するとなればコストがかかることも覚えておく必要があります。
光触媒コーティングの施工の頻度
光触媒コーティング持続期間がわかったところで、施工の頻度はどれくらいになるでしょうか。やはり、3~4年で施工を繰り返すことになります。コーティングは壁紙や床、家具、ドアノブなどにも塗布できるため、施工の時期とかかるコストを考えて自分でするか、業者に依頼するか検討しましょう。
光触媒コーティングは多くの効果とデメリットがある
光触媒コーティングすることでどのような効果が得られるのか、いろいろな菌から守ってくれるというイメージは想像できますが実際はどうでしょうか。安全性や使用することで期待できる効果を具体的に挙げていきます。
また、効果ばかりではないデメリットについても考えることが重要です。やらなければよかったと後悔しないためにもぜひ参考にしてください。
安全性
光触媒コーティングするうえで、安全性を考えなければなりません。光触媒に多く使われているのは「酸化チタン」という小さな物質です。化粧品や食品添加物、塗料など幅広く使われています。食品添加物と聞いて驚く方もいるでしょう。
酸化チタンは間違って口にしても人体に害がない厚生労働省が認めている安全な物質です。また、洗剤や消臭剤、制汗剤などに使われている銀イオンも光触媒として高い作用があります。身近に広く使われていることから人体への影響は低いと考えられます。小さなお子さんやペットを飼っている方でも安心して使用できるでしょう。
消臭効果
料理をしたり、たばこを吸ったりすると室内に多く臭いが残ります。そのたびに目に見えない臭いの原因物質が壁、カーテンなど室内に付着します。消臭剤を使ったり、窓を開けたりすると一時的に臭いは消えますが、なかなか解消されません。
またペットの臭いも気になるところです。光触媒コーティングは臭いの原因を除去する役目があり、有害を無害に分解してくれます。施工するだけで生活の臭いだけではなくペットの臭いも解消され、生活が快適になるでしょう。
防汚効果
臭いを解消してくれるだけではありません。汚れが原因で臭いが発生する可能性もあります。普通に生活していても汚れは付着します。キッチン、浴室、洗面など水回りのヌメリやカビ、たばこによる壁や照明機器のヤニや黄ばみ、トイレのアンモニアなどです。
光触媒コーティングすることで、これらの物質を分解して除去、汚れが付きにくい効果があるため日々の掃除も軽減されるでしょう。
抗菌効果
空気中にはさまざまなウイルスや菌が存在します。コロナウイルス、インフルエンザウイルス、カビ菌や大腸菌などですが、光触媒コーティングをすることで菌が付着しても分解して無害にする効果があります。たとえば、カビ菌は胞子を放ち繁殖するため、人体に危険をおよぼす有害な物質です。
光触媒を壁紙や天井などにコーティングするだけで繁殖をおさえ、除去する効果があります。またコロナウイルスにも効果を発揮するといわれています。家の中だけではなく公共の施設でも光触媒することで感染予防につながり、安全な場所の提供ができるでしょう。
デメリット
安全性もあり抗菌効果も高い光触媒ですが、コーティングするには費用が高くコストがかかるのがデメリットです。家の購入や新築する場合、光触媒コーティングの費用は別途となります。しっかり抗菌したいと業者に依頼した場合も費用が必要です。市販されているコーティングスプレーを使って自分で行う事もできますが、気軽に使っている除菌スプレーよりは割高になるでしょう。
まとめ
光触媒コーティングの耐用年数や持続期間をご紹介しました。光触媒は光が当たることで効果を発揮する物質です。コーティングすることによって有害物質であるウイルスや菌などを除去し分解してくれます。安全性や、消臭、防汚、抗菌など多くの効果があることやデメリットについても解説しました。新型コロナウイルスなどの感染防止対策にもなるので検討の参考にしてください。